家庭向けドリップスケールのおすすめ2選【不要となるケースも紹介】– 家庭向けドリップスケールのおすすめ2選【不要となるケースも紹介】 –

コーヒー器具・道具ドリップスケール

ハンドドリップを始めるとき、そもそも買うべきか悩むコーヒー器具の1つが「ドリップスケール」

今回はそんなドリップスケールについて、ドリップスケールの必要性不要なケースについてもしっかりと紹介つつ、そのうえでおすすめの家庭向けドリップスケール2選の紹介していこうと思う

ドリップスケールを買い揃えようか悩んでいる方は、ぜひ最後まで参考にどうぞ

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ドリップスケールの必要性について

ドリップスケールの必要性について

そもそもドリップスケールとは?

ドリップスケールとは、定量的にコーヒーをドリップするために作られたスケールのこと。具体的には重さ(g)時間(秒)を同時に計ることができたら、それは一般的にドリップスケールと呼ばれているよ。

コーヒーの味は「コーヒー豆の量」「注湯量(注水したお湯の量)」「抽出量(コーヒー液の量)」「注水時間」の割合いによっても変化するから、これらの数値を具体的に管理できると、安定しておいしいコーヒーを楽しめるようになる

ドリップスケールを使用する主な目的はここなんだけど、他にもプロのレシピを再現したい時とかにも便利だったりするよ。たとえばワールド・バリスタ・チャンピオンの「井崎英典さん」も、ドリップスケールを使ったレシピを公開していたりするので、こういったプロの淹れ方を真似するときにドリップスケールがあると便利です。

キッチンスケールで代用することは可能?|不要なケースとは?

ドリップスケールとキッチンスケールの主な違いは「時間を計れるかどうか」なので、”キッチンスケールにタイマーを掛け合わせて使えば”ドリップスケールの代わりとして代用することが可能。なので言い換えれば、もし手元にキッチンスケールとタイマーがあるならば基本的にドリップスケールは「最初から無理に買い揃えなくてもOKなコーヒー器具」だと言えます。

僕もハンドドリップをはじめた当初は、ドリップスケール代わりに「キッチンスケールとスマホのタイマー」を使ってたよ

ただ細かい違いをいうとドリップスケールでは、より精密な重さ(0.1g単位)を計れたり自動計測モードがあったりスマホと連動できる機能が付いてたりするので、より便利に機能的にコーヒーを楽しみたい方はドリップスケールの購入を検討してみるのがいいと思う。

人気ドリップスケール6つの「価格」と「主な機能」を紹介

つづいて人気のドリップスケール6つについて「外観」と「価格」そして「主な機能」をまとめてみたので、一度ぜひ参考にどうぞ▽

スクロールできます
製品名ハリオ(HARIO)
V60ドリップスケール
※家庭用モデルとして人気
TIMEMORE(タイムモア)
BLACK MIRROR BASIC+
※家庭用モデルとして人気
TIMEMORE(タイムモア)
BLACK MIRROR 2
※かなり玄人向け
※細かい実験が可能
acaia(アカイア)
PEARL
※プロが多く愛用
※acaiaで一番人気
※2021年に改良
acaia(アカイア)
PEARL MODEL S
※プロが多く愛用
※PEARLのプロ仕様Ver
※現在公式では完売中 
acaia(アカイア)
LUNAR
※プロが多く愛用
※エスプレッソ用Ver
※2021年に改良
外観
ハリオ V60ドリップスケール
BLACK MIRROR BASIC+
価格約4,000円(相場約5,500円約24,000円約24,000円約30,000円約37,000円
主な機能手動での計量・計測
計量表示範囲:2g~2000g
電池式:約12か月連続使用可

・風袋引き機能付き
・自動電源OFF機能付き
・壁掛け可能(フック穴あり)
手動での計量・計測
計量表示範囲:0.5g~2000g
USB-C充電式:最大稼働約10時間

・風袋引き機能付き
・自動電源OFF機能付き
・滑り止めシリコンシート付き(防水)
自動計測モード機能付き
手動での計量・計測
計量表示範囲:0.5g~2kg
USB-C充電式:最大稼働時間不明
ドリッパーホルダー付き:最大1kg
※ドリップスタンドとしても使える

・風袋引き機能付き
・自動電源OFF機能付き
・滑り止めシリコンシート付き(防水)
自動計測モード機能付き
流速インジケーター機能付き
注水量と抽出量をそれぞれ計測可
専用アプリとの連携が可能
 ※Bluetoothで接続、記録の保存が可能
手動での計量・計測
計量表示範囲:0.1g~2kg
※より早く、正確で、鋭い反応が特徴
USB-C充電式:最大稼働40時間
カラー2種類:ブラック・ホワイト

・風袋引き機能付き
・自動電源OFF機能付き
・滑り止めシリコンシート付き(防水)
自動計測モード機能付き
流速インジケーター機能付き
専用アプリとの連携が可能
 ※Bluetooth接続、記録保存&レシピ共有が可能
手動での計量・計測
計量表示範囲:0.1g~3090g(プロ仕様)
※より早く、正確で、鋭い反応が特徴
マイクロUSB充電式:最大稼働40時間
カラー2種類:ブラック・ホワイト

・風袋引き機能付き
・風袋保存機能あり
・自動電源OFF機能付き
・滑り止めシリコンシート付き(防水)
自動計測モード機能付き
流速インジケーター機能付き
専用アプリとの連携が可能
※Bluetooth接続、記録保存&レシピ共有可能
手動での計量・計測
計量表示範囲:0.1g~2kg
※⾼分解能モードにすると0.01g~
USB-C充電式:最大稼働40時間
カラー2種類:ブラック・シルバー
コンパクトかつ薄い
※幅・奥行それぞれ10.5cm、高さ1.5cm

・風袋引き機能付き
・自動電源OFF機能付き
・滑り止めシリコンシート付き(防水)
自動計測モード機能付き
流速インジケーター機能付き
専用アプリとの連携が可能
※Bluetooth接続、記録保存&レシピ共有可能
防水機能付き
 ※電気回路にも防水コーティング有り
公式サイトHARIO公式
(V60ドリップスケール)
TIMEMORE公式
(BLACK MIRROR BASIC+)
TIMEMORE公式
(BLACK MIRROR 2)
acaia公式
(PEARL)
acaia公式
(PEARL MODEL S)
acaia公式
(LUNAR)

「acaia」は値段が高いんだけど、計量時の反応スピードがとても速く、より正確なので、特に拘りが強い”プロの間”で人気の高いドリップスケールただあまりに値段が高いから、家庭用としては無理に購入しなくていいと思う…

acaiaを買うときの注意ポイント

「acaia」は現状Amazonや楽天市場、Yahooショッピングなどでの取り扱いが少なく信用性も低いように感じます。なので購入する際は基本公式サイトか、公式お取り扱い店であるfbc-Internationalで購入すると間違いないです。

ということでつづいてはこの中から、家庭用におすすめしたいドリップスケールを2つ紹介していこうと思う

家庭向けのおすすめドリップスケール2選を紹介

【家庭向け】おすすめのドリップスケール2選まとめ

家庭向けおすすめのドリップスケール2選

  1. TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+:価格5,500円 おすすめ度5.0点
    自動計測モード付きで、最もコスパの高いドリップスケール 
    →注水と同時に自動で計測を開始してくれるので、正確な時間を測定できる
    →その他細かいところの使い勝手も良いので、これを選んでおけば間違いない
  2. ハリオ V60ドリップスケール:価格4,000円、おすすめ度4.0点
    出来る限り価格を抑えて、ドリップスケールを購入したい方におすすめ
    →定番中の定番なドリップスケールだけど「機能性でいうとTIMEMOREの方が高め」
    →ただ連続で12か月程度使えたり、壁掛け収納できたりと、TIMEMOREにはないメリットも実はある

「TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+」【おすすめ】

※個人的にはこれが最もおすすめ

「ハリオ V60ドリップスケール」

※値段を抑えるなら、これもアリ

それぞれのメリット・デメリットの詳細については、以下を参考どうぞ

おすすめドリップスケール①:TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+

TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+」は便利な自動計測モードも付いてるうえ、タッチの感度が良かったり、LEDディスプレイで表示が見やすかったりなど、細かな使用感がかなり良いドリップスケール

家庭用にドリップスケールを買いそろえるなら、正直これ一択でOKだと思う

【最新】タイムモアドリップスケール BLACK MIRROR BASIC+レビュー|新旧比較あり
実際の外観

「TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+」のメリット・デメリットまとめ

メリット

  • 計量と計測が同時に行える
  • 自動計測モード付きなので、誤差0で注水時間の計測が可能
  • タッチの感度が高く、ピッと反応音もあるので使い勝手がいい
  • LEDディスプレイで明るく、数字が見やすい
  • パネル表面は防水機能つきで、比較的水にも強い
  • 滑り止めシート付き

デメリット

  • 充電式なので、電池式のものと比べると充電の手間が必要となる
    ※ただ満充電で10時間は連続使用できるため、家庭用としては問題なし

ちなみにこの「BLACK MIRROR BASIC+ 」というドリップスケール、2021年に改良された新バージョンで、2020年以前は「BLACK MIRROR BASIC」という製品名(+がない)だった

ここで注意してほしいポイントがあるんだけど、Amazon等ではまだ古いタイプの「BLACK MIRROR BASIC」が販売されているので間違って購入しないように注意してほしい

※当サイトのリンク先は、”新しいバージョンのもの”となってるので安心してOK

BLACK MIRROR BASIC+ 」の改良点についてまとめておくと、以下のとおり

  • 電源ボタン・タイマーボタンに凹凸のマークが追加され、視認性アップ↑
  • 本体側面に主電源が追加され、使いやすさアップ↑
  • 裏面の滑り止めがしっかりしたものとなり、安定性アップ↑

 ※ちなみにカラーはホワイト・ブラックの2つだったのが、ブラックのみに変更された

⇒細かいところだけど使い勝手はかなり良くなっているので、あらためて古いタイプを間違えて購入しないよう注意してほしい

こんな人におすすめ
  • とにかく使いやすく、コスパの高いドリップスケールが欲しい方
  • 自動計測モード搭載のドリップスケールが欲しい方

※このリンク先は改良された”新バージョンのもの”となってるよ(確認済み)

TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+のレビューはこちら

おすすめドリップスケール②:ハリオ V60ドリップスケール

ハリオ V60ドリップスケール」は自動計測モードはないものの、もっとも価格が安く、基本的な機能(手動での計測計量)はしっかりと持っているので、なるべく価格を抑えて楽しみたい方から人気を集めているドリップスケール

ハリオ(HARIO) V60ドリップスケールレビュー|オシャレにプロの味を再現しよう

「ハリオ V60ドリップスケール」のメリット・デメリットまとめ

メリット

  • 重量と時間の計測が同時にできる
  • 人気ドリップスケールの中では比較的安価な価格帯
  • 電池式で約12か月間の連続使用が可能(1日3回、1回2分、室温20℃での想定)
  • 操作方法が単純でわかりやすい
  • 壁掛け用フック穴付きでコンパクトに収納できる
  • シンプルかつシックなデザインでおしゃれ

デメリット

  • 液晶画面の表示がすこし暗め
    ※明るいところでは問題なし
  • 自動計測モードがない
  • 計測開始に誤差が生まれる
    ※タッチの反応音がなく、カウントアップを目視して注水開始となるため
  • 水に弱い
    ※TIMEMOREは滑り止めシートが多少の防水代わりになるため、ここはすこし劣る

いくつかTIMEMOREのドリップスケールと比較するとデメリットはあるものの、必要な機能はしっかりと確保されているので、普通に使用する分には特に問題はなし

ただ「TIMEMOREとハリオのドリップスケール、どっちがおすすめ?」って聞かれると、私は迷わずTIMEMOREの方をおすすめする

多少価格の差はあれど、明らかにTIMEMOREのドリップスケールの方が使い勝手が良いんだよね

ただTIMEMOREとの比較ポイントを紹介すると、次の2つが差別化ポイントになる

  • 電池式なので、長期間の連続使用が可能(正常な電池なら目安12か月)
  • 壁掛けのフック穴があるので、コンパクトかつオシャレに収納可能

もしここら辺の差別化ポイントに魅力を感じる方は、ハリオV60ドリップスケールを選ぶのも良さそう

こんな人におすすめ
  • 比較的安価で人気の高いドリップスケールが欲しい方
  • 電池式のドリップスケールで、充電を気にせず使いたい方(目安1年で電池交換が必要)
  • 壁に掛けられる省スペースなドリップスケールが欲しい方

ハリオ V60ドリップスケールのレビューはこちら

これから個人的に買おうと思っているドリップスケールも紹介

ちなみに私がこれから追加購入しようと思っているのが「TIMEMORE BLACK MIRROR 2」で、これは「注水量」と「抽出量」をどちらも計れる唯一無二の製品。これがあればいろいろと実験できそうなので単純に面白そう。といってもここまでくると、かなりマニアックだし値段もかなり高いので、あまりおすすめはしない

引用:TIMEMORE公式
¥25,190 (2023/09/26 23:00:36時点 楽天市場調べ-詳細)

まとめ:【2021年】家庭向けドリップスケールのおすすめ2選【不要となるケースも紹介】

ということで、今回は「ドリップスケールとは?」「ドリップスケールの必要性とは?」「家庭向けドリップスケールのおすすめ2選とは?」についてまとめてみた

総括するとドリップスケールは必ず必要ではないものの、コーヒーの味を安定して淹れるため、コーヒーをより楽しむためにあると便利なコーヒー器具で間違いない

買ってしまえばかなり満足度の高いものだと思うので、すこし余裕ができればぜひチャレンジして楽しんでみてほしい。改めて、家庭用で使うなら一番のおすすめはこれ▽

この記事の著者
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AIRI COFFEE

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