こんにちは、趣味でハンドドリップコーヒーを5年ほど淹れ続けているKAIRI COFFEEです。今回はそんな僕も愛用する、おすすめのハンドドリップコーヒーの器具・道具セットを紹介しちゃいます。
と、早速ですがそれがこちら↓です。調べたりするのがめんどうな方はそのまま真似してください。
- ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー クリア 01(1~2杯用)【必須】
- フィルター:CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター (1~2杯用)【必須】
- 電動コーヒーミル:oceanrich G2(最大30g分・2杯分)【必須】
(手動コーヒーミルなら…TIMEMORE C2 MAXがおすすめ (最大30g分・2杯分)) - ドリップケトル:山善 電気ケトル EGL-C1280 800ml(電気ケトル兼ドリップポット)【必須】
- コーヒーサーバー:KINTO SCS-S02 600ml(ガラス製)【便利】
- ドリップスケール:TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+【便利】
- ドリップスタンド:遠藤商事(ユキワ) 18-8 コーヒードリップスタンド【ほぼ必須】
合計:35,000円前後
ハンドドリップコーヒーの器具といえば多種多様なモノが世に出回ってますが、これらを買っておけばまず間違いないです。僕も今も長く愛用しているものばかりなので。
「思ってたより値段が高い…」と感じる方も多いかもですが、これくらいの初期費用ならすぐに回収できます。
理由は自宅でコーヒーを淹れられるようになると、カフェや喫茶店でコーヒーを飲むより「ランニングコストをかなり抑えられるから」です。(例▽)
例)2日に1杯程度カフェでコーヒーを飲んでいるケース
現在:カフェ代)500円/杯×150日
=年間75,000円
これを週2日自宅でコーヒーを淹れ、週1日カフェ通いにすると…
今後:カフェ代)500円/杯×50日
ハンドドリップ代)約150円/杯×100日
=年間40,000円
比較すると…年間35,000円のコスト削減に。
かくいう僕も”週3~5日”くらいでカフェに行っていたので、出費はかなり減りました。このような理由から、あまりに高すぎないモノであればコーヒー器具の初期費用はそこまで気にしなくてもOKです。もちろん2年、3年とより長く続けられればよりお得になっていきますよ。
なので結論コーヒーが好きなら、サクッと道具を揃えて今すぐ始めてみましょう。
不便ですが、こちらの動画「【予算5000円】自宅でおいしいドリップコーヒーの始め方」のようにコーヒーを淹れることもできます。とにかく安さを重視する方は、一度参考にしてみても面白いかもです。
※ただ、条件としてタイマー、キッチンスケール、計量カップが別途必要となります。そこだけ注意です。
以上、今回は忙しい方向けに結論からまずお話しました。もう少し詳しく知りたいって方はぜひ続きを参考にどうぞ…!
ハンドドリップ初心者向け|コーヒー器具選びで重要なポイントとは?
改めて、まずはハンドドリップ初心者がコーヒー器具を選ぶうえで重要なポイントについて解説しますね。
それはズバリ「続けやすさ」です。
冒頭でも解説した通り、まずハンドドリップコーヒーは継続すればするほどお得になってきます。そのため続けやすさは金銭面でも重要となってきます。
また習慣的にハンドドリップでコーヒーを淹れることは、おそらくみんなが思っているより意外とめんどうです。
あまり便利でないものだと、1杯を淹れるのにだいたい10~20分くらい(作業+片付け)はかかります。これを”コーヒーを飲むためだけ”に毎日行うのは意外と大変です。(週1回くらいの趣味としては”ちょうどいい手間”かもですが。)
なので、これらの理由から「続けやすさ」を意識してコーヒー器具選びをすることはとても重要。
続けやすさですので「時短できる便利なもの」はもちろん、人によっては「オシャレなもの」だったり、「静かなもの」だったり、「機能性に拘ったもの」なども大事だったりします。
最終的にはぜひ自由に自分に合いそうなものを選んでみてください。
といってもいきなりハンドドリップ初心者が、数あるコーヒー器具から満足いくものを選ぶのは大変ですね。
ここからは僕がよく使っているおすすめのコーヒー器具・道具について簡単に紹介していくので、参考にしてみてください。正直そこまで安くはありませんが、大学生でも無理のない金額となるようコスパはある程度重視しました。
ただそれ以上に、今回は「時短できて便利かつ機能性・デザインもいいもの」をしっかりと厳選しています。
ハンドドリップ初心者におすすめのコーヒー器具・道具セット
冒頭でも紹介しましたが、改めて以下がおすすめのコーヒー器具・道具7点セットです。

- ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー クリア 01(1~2杯用)【必須】
- フィルター:CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター (1~2杯用)【必須】
- 電動コーヒーミル:oceanrich G2(最大30g分・2杯分)【必須】
(手動コーヒーミルなら…TIMEMORE C2 MAXがおすすめ (最大30g分・2杯分)) - ドリップケトル:山善 電気ケトル EGL-C1280 800ml(電気ケトル兼ドリップポット)【必須】
- コーヒーサーバー:KINTO SCS-S02 600ml(ガラス製)【便利】
- ドリップスケール:TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+【便利】
- ドリップスタンド:遠藤商事(ユキワ) 18-8 コーヒードリップスタンド【ほぼ必須】
合計:35,000円前後
【便利】で表記したものもありますが、基本は全て購入しておく方がいいと思います。ただどうしても金額を抑えたいなら、まずドリップスケールを諦めましょう。そのあとにコーヒーサーバー…を諦めるのがいいかもです。
その理由も含めて、ここからはそれぞれ「どんな役割があるのか?」「なぜおすすめなのか?」について解説していきますね。
①ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー クリア 01(1~2杯用)
まずドリッパーです。これはコーヒー粉からフィルターを通してコーヒー液を抽出するためのコーヒー器具ですね。ハンドドリップには欠かせないアイテムの1つで、コーヒー好きなら一度は見たことあると思います。

僕のおすすめはハリオ(HARIO)の「V60透過ドリッパー 01(クリア)」です。有名なコーヒーショップでもよく見かけますが、今どきのスペシャルティコーヒーを楽しむならとてもバランスの良いドリッパーだと思います。(まずはこれでOK)
材質による違いは気にしなくていいので、最初はとりあえず安いクリア製(プラスチック)を購入するのが良いですよ。サイズは1~2杯用と1~4杯用の2つありますが、1つ選ぶなら最初は1~2杯用サイズがおすすめ。
ただ、たくさん飲むかもって方はどちらのサイズも買っておくと便利かもしれません。そんなに高くないです。
値段は少しあがりますが、デザインを重視するなら「セラミック(磁器)製」と「ガラス製」もあります。
このほかにメタル素材もありますが、こちらは1~4杯用のサイズしかありません。なのでメタル系は基本的にハマってからの購入でOKだと思います。
②フィルター:CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター (1~2杯用)
フィルターとは、ドリッパーにセットしてコーヒー粉を濾すための道具です。これも欠かせないアイテムの1つですね。個人的にはドリッパーよりフィルターの性能の方が重要な気がしてます。

僕のおすすめはCAFEC(三洋産業)の「アバカ円すいフィルター」 。ハリオには純正フィルタ―もありますが、より繊細な味わいに拘るなら、CAFECのアバカ円すいフィルターをおすすめします。(CAFECには深煎り・浅煎り専用などもでてますが、まずはスタンダードな下のタイプでOKです。)
※色はホワイト(白)でOKです。
→ブラウンもありますが、紙の匂いが若干気になるかもなのでホワイトを選んでおくと間違いないです。漂白剤は酸素系のもを使用してます。
※対応サイズには注意してください。
→ドリッパーのサイズと合ったものを選択しなくてはいけないので、1~2杯用ドリッパーにはフィルタ―も1~2杯用(1杯用)を、1~4杯用ドリッパーなら1~4杯用のフィルターを選ぶ必要があります。
③電動コーヒーミル:oceanrich G2(最大30g分・2杯分)・手動ならTIMEMORE C2MAXもおすすめ
コーヒーミルとは、コーヒー豆を細かく粉砕して粉にする(挽く)ための道具です。詳細な説明は省きますが、コーヒーミルを持っていればおいしさを約2倍長持ちさせることが可能です。
なので近くにコーヒー豆専門店がある方、かつそこでしかコーヒー豆を買わないよって方を除き、こちらも基本必須のアイテムといえます。
”手動”と”電動”の2種類がありますが、これは好みで選んでOKです。基本的には音(ドライヤー程度)を許容できるなら電動の方が「続けやすい」と思います。ただ静かにコーヒーを淹れたい方や、豆を挽く感動をじっくり楽しみたい方なら手動もいいかもですね。
ちなみに僕は手動ミルで始めましたが、最近は電動ミルを使うことが多いです。最後は直感で選びましょう。

電動コーヒーミルのおすすめは「oceanrich G2」です。手動コーヒーミルなら「TIMEMORE C2MAX」がおすすめです。どちらも高性能かつコスパも良いので、ぜひ好きな方を選んでみて下さい。

※「oceanrich G2」はYouTubeでも動画紹介しているので、気になる方はこちらもぜひ参考にどうぞ。

※実はTIMEMOREには「C2」と「C2 MAX」の2つがあります。ただC2は少し容量が少ないのが気になるので、よく分からないうちは「C2 MAX」を選んでおく方が失敗しません。
④電気ドリップケトル:山善 電気ケトル EGL-C1280 800ml(電気ケトル兼ドリップポット)
ハンドドリップ器具の必須アイテムの中に、お湯をゆっくり的確に注げるドリップポットというものがあります。それに電気でお湯を沸かす機能を付け足したものをドリップケトルと呼びます。
今回紹介するものは後者(ドリップケトル)です。家庭で使うならドリップポットより、まずはドリップケトルの方をおすすめします。理由としては便利かつ時短になるためです。
めんどくさいのがハンドドリップの醍醐味かもですが、正直お湯を沸かして移す作業はそんな楽しい作業ではないです。なのでここは時短してしまった方が、継続的にハンドドリップコーヒーを楽しめるようになるはず。


そして僕が愛用しているドリップケトルが、山善の「EGL-C1280(800ml)」です。温度も1℃単位で設定・保温できたり…と、とにかく便利。色はシンプルなホワイト・ブラック、あとグレージュの3つから選べます。
これを使い始めてから、あまりドリップポットを使う機会はなくなりました。家庭用にはとてもいい商品だと思います。
ちなみに、実はEGL-C1281という最新モデルも出ています。
ですが旧モデル(おすすめ品)と異なる点は「機能はフタが取れやすくなったこと」「温度の設定範囲が60~100℃⇒50~100℃に変わったこと」だけです。それだけで新モデルの方は2000円ほど値段が上がっています。
※結論、個人的には旧モデルの方がオススメです。フタが固いのはは本体が熱くない限り困らないので、そこまで大きな問題でもありません。
⑤コーヒーサーバー:KINTO SCS-S02 600ml(ガラス製)
コーヒーサーバーとは、抽出されたコーヒー液を受け入れる容器のことです。だいたい1~2杯分なら400ml~500mlのサイズを、3~4杯分抽出するなら600ml~750mlのサイズのものを選んでおけば失敗しません。また、デザイン等を気にしないなら計量カップでも代用できます。1杯分ならコーヒーカップに直受けでもOKです。
ということで、必ずしも必要ではないです。が、あるとけっこう便利なコーヒー器具です。あと、デザインのいいコーヒーサーバーを選べば雰囲気がグッと良くなります。
ちなみに僕は最初、どの家庭にもあるような計量カップを代用してハンドドリップコーヒーを始めました。
ですが、うーん。なんだか急に”お家感”が出て、ワクワクしなかった思い出が強く残ってます。。。そこまで高くないですし…悩むなら購入をおすすめします!

そして僕が4年弱と長く愛用しているが、KINTOのガラス製コーヒーサーバー「SCS-S02 600ml」です。こちら600mlと表記されていますが、最大で700mlまで入るので4杯分でも十分入ります。使い勝手もデザインもいいので非常におすすめです。
⑥ドリップスケール:TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+
ドリップスケールとは、主に質量(g)と時間(s)を同時にはかることが可能なコーヒー器具です。キッチンスケールと似ていますが、時間を計れる点が異なります。
「ドリップスケール=キッチンスケール+タイマー」
つまり、ドリップスケールは簡単に代用が可能です。無理に買わなくてもいいですが、こちらもあればけっこう便利ですし、オシャレな雰囲気を追求したい人は購入しておくといいかもしれません。
ちなみに僕は最初キッチンスケールとスマホのタイマーで代用していました。ただやっぱドリップスケールがある方が便利ですね。特にTIMEMOREのドリップスケールは、自動計測モードというお湯を注ぐだけでタイマーが開始される機能がついていて、これは結構重宝してます。

僕が愛用しているのは、TIMEMOREの「BLACK MIRROR BASIC+」です。ズバリ、家庭用なら今はこれが最強です。色が元々ブラックしかないというのが短所でしたが、最近ホワイトも追加されました!
⑦ドリップスタンド:遠藤商事(ユキワ) 18-8 コーヒードリップスタンド
ドリップスタンドとは、ドリッパーを乗せる台です。ドリップスタンドを使うことで、お湯の注湯量ではなく、コーヒー液の抽出量だけを分離して計ることが可能となります。
難しく聞こえますが、要はドリップスタンドがあれば、より安定した味わいを日々再現できるようになります。
プロのレシピでも抽出量を計るものが多いため、その様々なプロのレシピを再現したいならドリップスタンドの重要性はかなり高いといえます。買っておくと後々かなり便利です。ただ、なくてもコーヒーが淹れられないわけではありません。
※ちなみに当ブログでも注湯量ではなく、抽出量を計るレシピを公開しています。そのため真似したい方は、ドリップスタンドは必要となります。


そして僕の愛用しているドリップスタンドが、遠藤商事(ユキワ)の「18-8 コーヒードリップスタンド」です。家庭用なら、これが最強です。色合いはステンレス素材そのままのものと、黒の塗装がされたものとで2つあります。(僕のは黒塗装されたもの)
ドリップスタンドは「高さの調節幅」や「土台の大きさ」「土台の安定感」など、いろいろと重要なポイントも多いです。そのため、デザインだけで選ぶと割と失敗しやすいコーヒー器具でもあります。
(なのに市販で売られているドリップスタンドは、ほぼほぼ何のために使うのかがよく分からないものだらけです。)
ドリップスタンドは機能性が重要。。。細かい解説は今回省きますが、失敗したくない方はぜひこれを選んでください。
まとめ:【ハンドドリップコーヒー】おすすめのコーヒー器具・道具セットを紹介。

以上改めてまとめると、以下の通りですね。
- ドリッパー:ハリオ V60透過ドリッパー クリア 01(1~2杯用)【必須】
- フィルター:CAFEC アバカ円すいコーヒーフィルター (1~2杯用)【必須】
- 電動コーヒーミル:oceanrich G2(最大30g分・2杯分)【必須】
(手動コーヒーミルなら…TIMEMORE C2 MAXがおすすめ (最大30g分・2杯分)) - ドリップケトル:山善 電気ケトル EGL-C1280 800ml(電気ケトル兼ドリップポット)【必須】
- コーヒーサーバー:KINTO SCS-S02 600ml(ガラス製)【便利】
- ドリップスケール:TIMEMORE BLACK MIRROR BASIC+【便利】
- ドリップスタンド:遠藤商事(ユキワ) 18-8 コーヒードリップスタンド【ほぼ必須】
合計:35,000円前後
コーヒー器具・道具はこの他にもたくさんありますが、以下のような方はぜひ今回紹介したモノを参考にもえたらいいと思います。
- 継続的にハンドドリップコーヒーを楽しみたい方
- 本気でハンドドリップコーヒーを趣味にしたい方
- 変に高いだけの商品や、安いだけの商品を買って失敗したくない方
反対に下記のような方には無理におすすめもしないです。
- とにかく安く始めたい!という方(※ちなみに、そんな方にはこちらの始め方がおすすめです。)
- とにかくオシャレに、自分の世界観にあった器具・道具を使いたいという方
- とにかく高価で、かつ世界最高峰の器具・道具を集めたいという方
僕もいろいろと買って失敗してきました。ですが、結局は自分なりにやるのが一番楽しかったりもしますよね。ただ、一部だけ参考になれたなら嬉しいです。
ということで、自由気ままにコーヒーライフを楽しんでいきましょう。