「プロのレシピを再現するため、注水スピード(秒)や注水量(g)を測りながらコーヒーを淹れたい」
そんなときに役立つのが今回紹介するハリオの「V60 ドリップスケール (型番:VSTN-2000B)」だ
プロの中でも愛用者は多く、あなたもカフェやコーヒースタンドで見かけたことがあるかもしれない
今回はこんなハリオの「V60 ドリップスケール (型番:VSTN-2000B) 」について、使い心地のメリットやデメリット、他のドリップスケールと比較しておすすめのポイント、おすすめできないポイントについても詳しくレビューしていこうと思う
結論、なるべく安く価格を抑えたい方にはおすすめのドリップスケールとなっているので、そんな方はぜひ参考にどうぞ





- 人気の高い比較的安価なドリップスケールが欲しい方
- 電池式のドリップスケールで、充電を気にせず使いたい方(目安1年で電池交換が必要)
- 壁に掛けられる省スペースなドリップスケールが欲しい方
型番には新旧2つ「VST-2000B(旧)」「VSTN-2000B(新)」があるので注意
※今回レビューしているのが新たな型番「VSTN-2000B」の方で、2021年1月より販売開始されたもの
メリット
- 重量と時間の計測が同時にできる
- 人気ドリップスケールの中では比較的安価な価格帯
- 電池式で約12か月間の連続使用が可能(1日3回、1回2分、室温20℃での想定)
- 操作方法が単純でわかりやすい
- 壁掛け用フック穴付きでコンパクトに収納できる
- シンプルかつシックなデザインでおしゃれ
デメリット
- 液晶画面の表示が暗い(明るいところでは問題なし)
- 自動計測モードがない
- 計測開始に誤差が生まれる(タッチへの反応がなく、カウントアップを目視して注水開始となるため)
- 防水機能なし
ハリオ(HARIO) V60ドリップスケール|概要・スペック
製品名 | V60 ドリップスケール |
---|---|
サイズ (横幅×奥行×高さ) | 約120mm × 190mm × 30mm(実測値) |
重量 | 約280g(実測値) |
計量範囲 | 2~2000g(※1)(※2) |
最大計測時間 | 99分59秒 |
常温時精度(20℃) | ±0.0026% |
電源 | 単4型乾電池(※3) |
自動電源OFF機能 | 対応:5分、計測中はタイマーのみ作動 |
防水機能 | 非対応 |
公式サイト | HARIO(引用) |
※1 <計量の最小表示>
- 2以上200g以下:0.1g
- 200g超え500g以下:0.5g
- 500g超え2000g以下:1g
※2 <計量の精度保証範囲>使用場所が室温23℃±5℃、湿度50%±20%の場合
- 2以上200g以下:±0.2g
- 200g超え500g以下:±1g
- 500g超え2000g以下:±3g
⇒熱いモノをのせた直後、±2gほどの変化あり
※3 動作確認用電池あり 正常な電池への交換後、目安12か月の連続使用が可能(1日3回、1回2分、室温20℃での想定)
ハリオ(HARIO) V60ドリップスケール| 外観・付属品
ということで、まず商品が届いた状態がこちら▽

外箱を開けると、中には次の2つが入っていた

- ドリップスケール本体
- 取扱説明書
ドリップスケールにはすでに動作確認用の乾電池が内蔵されているので、絶縁用の紙(テープ?)を引っ張ればすぐに使い始めることが可能


ただ関東~九州以外にお住まいの方は、重量の誤差を修正する初期設定が必要となるので注意してほしい
※設定方法については取扱説明書に記載あり▽


ということで、つづいて外観としてはこんな感じ▽


2012年発売開始のものだけど、未だ色あせないシンプルかつスマートなデザインで個人的にはかなり好み
次は実際の使い勝手についてレビューしていこうと思う
ハリオ(HARIO) V60ドリップスケール| レビュー
シンプルな操作感で重量・注水スピードを同時に計れる
「V60 ドリップスケール」は自動測定モードとかがないので、シンプルに【ON/OFF】【START/STOP】のスイッチをタッチするのみの操作となる
重量を計るには電源の【ON/OFF】スイッチをタッチし入れたうえで、モノを置くと計れる仕組み


つづいて注水量を計るときには、電源を入れた状態で【START/STOP】スイッチをタッチする


操作方法はこの2つのみで、かなりシンプル
初めて使う方でも感覚的にわかるし、毎日使用する場合でも複雑な操作が不要なので使いやすい
ただ自動計測モードには非対応なので、そこは予め注意してほしい
少し残念なポイントとしては、タッチしたときの反応音(ピッみたいな音)が無いこと
反応したのか音で分からないということは、たとえば”目視でカウントアップ(数字が1、2・・・と進んでる)を確認してから注水を開始するようになる”ので、注水にかかった時間にすこし誤差が生まれる
目安12か月の連続使用が可能【電源は単4型乾電池×2個でOK】
「V60 ドリップスケール」は正常な乾電池に交換した場合、目安として約12か月もの連続使用が可能(1日3回、1回2分、室温20℃で想定)※取扱説明書より
他の人気ドリップスケールと比較したとき、ここが「V60 ドリップスケール」の差別化ポイントであり、おすすめできるポイントとなる

(実は私、このまま半年くらい使ってる…)
たとえば他の人気ドリップスケールといえば「TIMEMOREのドリップスケール」があるけど、あれは充電式で最大10時間しか使えない仕様になってる


こまめに充電すればいいんだけどやっぱ「忘れてて電池切れ」とかもたまにあるから、人によっては「V60 ドリップスケール」 の充電なしで長期的に使えるというメリットは大きい

お店とかでよく見かける理由がこれなんだろうね
長期的に安心して使えるし、もしもの時も電池交換すればすぐ使えるし…
ただ長期的に使える代わりに、液晶画面の明るさはすこし暗めとなる
明るいところで使う分には何も問題ないんだけど、「暗い場所(アウトドアとか)でも使いたい」と思っている方は注意したほうがいいかも


壁に掛けてコンパクトかつオシャレに収納することも可能!
最後に「V60 ドリップスケール」は壁に掛けてコンパクトかつオシャレに収納することもできる
コーヒーを楽しみたいけど「常時置けるスペースは限られてる」という方も多いと思うから、そんな人にはけっこう嬉しいポイントだよね
私もコーヒー器具が増えてきて、普段はこんな感じで壁に掛けてるよ▽


マグカップをかけられるスペースがあれば、そこにも比較的掛けやすいと思う


このメリットも同様に「TIMEMOREのドリップスケール」には無い部分だから、差別化のポイントとして選ぶ基準にするといいと思う
まとめ:ハリオ(HARIO) V60ドリップスケール徹底レビュー|オシャレにプロの味を再現


ということで改めて「V60 ドリップスケール」のメリット・デメリットをまとめると、以下のとおり
メリット
- 重量と時間の計測が同時にできる
- 人気ドリップスケールの中では比較的安価な価格帯
- 電池式で約12か月間の連続使用が可能(1日3回、1回2分、室温20℃での想定)
- 操作方法が単純でわかりやすい
- 壁掛け用フック穴付きでコンパクトに収納できる
- シンプルかつシックなデザインでおしゃれ
デメリット
- 液晶画面の表示が暗い(明るいところでは問題なし)
- 自動計測モードがない
- 計測開始に誤差が生まれる(タッチへの反応がなく、カウントアップを目視して注水開始となるため)
- 防水機能なし
※防水機能がないとの口コミが目立つんだけど、1万円未満のコーヒースケールだと防水機能は基本的に付いていない
こんな人におすすめ
- 人気の高い比較的安価なドリップスケールが欲しい方
- 電池式のドリップスケールで、充電を気にせず使いたい方(目安1年で電池交換が必要)
- 壁に掛けられる省スペースなドリップスケールが欲しい方
型番には新旧2つ「VST-2000B(旧)」「VSTN-2000B(新)」があるので注意
※今回レビューしているのが新たな型番「VSTN-2000B」の方