ハリオ 浸漬式ドリッパー スイッチレビュー|3つのデメリット・6つのメリットとは?

今回はハリオの「浸漬式ドリッパー スイッチ(SWITCH)」を購入してみたので、詳しくレビューしていこうと思う

コーヒーの抽出方法としては主に「浸漬式(しんししき)」「透過式(とうかしき)」の2つがある

先にそれぞれの違いを紹介すると、以下のとおり

「浸漬式」「透過式」の違いとは?

浸漬式(しんししき)

コーヒー粉を一定時間お湯に漬け込んで、その後抽出口を開くことで一気に放出する抽出方法

⇒主に「フレンチプレス」がこの抽出方法となる

注湯スピードを考慮しなくていいので、初心者でも簡単にコーヒーを抽出できる
ただし、抽出効率は悪いので豆の消費量は多い

透過式(とうかしき)

コーヒー粉の層にお湯を透過(通り抜け)させて、徐々に抽出する方法

⇒基本的にはハリオの「V60透過ドリッパー」を含むほとんどの「ハンドドリップ」がこの抽出方法となる

ハリオV60透過ドリッパーの全23種類の紹介はこちらから

常に新たなお湯を供給して抽出する仕組みなので、抽出効率が高く豆の消費量を少なくできる
また、注湯スピードのコントロールによって、コーヒーを味わいを微調整できる
ただし、注湯スピードのコントロールが必須なので初心者にはすこし難しめ

ということで「浸漬式ドリッパー スイッチ(SWITCH)」はかなり珍しいタイプのドリッパーとなるよ

なるべく簡単にハンドドリップを楽しみたいという方は、本記事をぜひ参考にどうぞ

※40枚のフィルター付き
(1日1杯なら40日分、2杯なら20日分)

クリックできる目次

ハリオ 浸漬式ドリッパー スイッチ|外観・付属品

ということで、購入して届いたものがこちら

開封すると、中には次の3つが入ってた

キャプション
  1. ドリッパー本体
  2. 1~4杯用V60フィルター40枚
  3. 取扱説明書

※フィルターは1~4杯用だけど、抽出量は1~2杯分となるよ

「浸漬式ドリッパー スイッチ」を使ったコーヒーの淹れ方は取扱説明書に記載があったので、基本的にはこれに沿って淹れていくのがいいと思う

取扱説明書:淹れ方の解説つき

詳しくは後ほど実際に淹れながら紹介するね

つづいて、ドリッパーの細かい形状の特徴について見ていこうと思う

まず、ドリッパー本体とスイッチの土台部分なんだけど、これは慎重かつ強く引っ張ると外すことができた

1~4杯用の「ハリオV60ドリッパー」と比較してみたんだけど、ドリッパー本体は特に違いはないんだね

左:スイッチ、右:V60ドリッパー
左:スイッチ、右:V60ドリッパー

つづいて土台部分を詳しく見ていくと、抽出したコーヒーを放出するかどうかは「スイッチの切り替え」でコントロールしているようだった

クローズ
オープン

下からみると、こんな感じ

中にパチンコの玉みたいなのがあって、それを「持ち上げれば隙間ができる」「持ち上げなければ隙間が埋まる」という仕組みらしい

中に入ってる玉
仕組みのイメージ
隙間が埋まるイメージ
隙間ができるイメージ

意外とシンプルな仕組みだけど面白いね、常に「OPEN」の状態にしておけば「V60透過式ドリッパー」としても使える!(1台2役)

ちなみに「玉」と「スイッチ」それぞれのパーツは、こんな感じで取り外すことができたよ

指で押し出す(固くはないけど、ギリギリ指が入った…)
玉が出てくる
斜め上引っ張る(折れないよう慎重に…)
スイッチが出てくる

スイッチパーツはシリコン製の土台に差し込んでセットされているので、無理やり引っ張るとたぶん壊れる

だから上手く分解するためには「抜くイメージで引っ張る」ように注意したほうがいいかな

ということで、つづいて実際にコーヒーを淹れてみながら「注意ポイント」を紹介していこうと思う

ハリオ 浸漬式ドリッパー スイッチ| おすすめのレシピ

まず取扱説明書にある「淹れ方」をまとめると、以下のとおり

(公式)ハリオ浸漬式ドリッパー スイッチの淹れ方
  1. サーバー等に乗せたドリッパーに、ペーパーフィルターをセット(スイッチはCLOSE(上向き)にセット)
  2. 中細挽きのコーヒー粉20gを入れ、お湯をいっぱいまで注ぐ(約240ml)
    ⇒好みで撹拌(スプーンで混ぜる)させてもOK
  3. そのまま2分程度、浸漬する
  4. 2分経ったらスイッチをOPEN(下向き)にして、ドリップする

※挽き具合や浸漬時間は好みで調整

親切に説明してくれているようで、いまいち具体性が足りなとこもある…

ということで、もう少し具体的にしたおすすめの淹れ方を紹介すると、以下のとおり

(おすすめレシピ)具体的にしたおすすめの淹れ方
  1. スイッチをCLOSE(上)にした状態のドリッパーをセットし、そこにお湯を注いでドリッパー自体を温める
  2. 10秒くらい経過したら、スイッチをOPEN(下)にしてお湯を捨てる
  3. つづいてフィルターと中細挽き20gのコーヒー粉をセットし、スイッチをCLOSE(上)にしたうえで、92℃のお湯を”勢いよく”いっぱいまで注ぐ(約240ml)
  4. そのまま2分間待機で、浸漬させる
  5. 2分経ったらスイッチをOPEN(下向き)にして、ドリップする

※撹拌は基本なしでOK

※5杯ほど実際に淹れながら比較検証してみた結果、この淹れ方が一番バランス良くおいしく淹れられた

ということで、ここからはこのレシピで「実際に淹れてみた様子」を紹介していくね

「ハリオ 浸漬式ドリッパー スイッチ」を使って実際にコーヒーを淹れてみた

STEP
スイッチをCLOSE(上)にした状態のドリッパーをセットし、そこにお湯を注いでドリッパー自体を温める

スイッチを「CLOSE(上)」にしてお湯を注ぐことで、一定時間お湯がドリッパーにとどまる

これによって芯までしっかりとドリッパーを温めることができると思う

後ほど紹介するんだけど「ハリオ スイッチ」は抽出温度が低くなるから、このひと手間はすごい大事

STEP
10秒くらい経過したら、スイッチをOPEN(下)にしてお湯を捨てる

10秒はあくまで目安で、ドリッパーがぼちぼち温まったと思ったらお湯は捨ててOK

STEP
そこにフィルターと中細挽き20gのコーヒー粉をセットし、スイッチをCLOSE(上)にした状態で、92℃のお湯を”勢いよく”いっぱいまで注ぐ(約240ml)
スイッチを必ずCLOSE(上)にする
勢いよく注ぎきる

ドリッパーが冷めてしまうので、ここの作業はなるべく早く行うのがおすすめ

ただスイッチは必ず「CLOSE(上)」にしたうえで、注湯するよう注意

ポイントをは勢いよくお湯を注ぐこと

これにより「コーヒー粉とお湯」が混ざり合い、より効率的な抽出ができるようになるよ

※ゆっくり注ぐと味が薄くなったので注意

STEP
そのまま2分間待機で、浸漬させる
待ち時間…あと一分
横からも見てみた

浸漬時間を2分よりもっと長くしたらどうなるの? という疑問もあるだろうけど、これ以上長くすると抽出後の温度がかなりぬるくなってしまう

だから時間は2分キッチリで、しっかり計って淹れた方がいいと思う

STEP
2分経ったらスイッチをOPEN(下向き)にして、ドリップする
OPEN(下) にしてドリップ開始
終われば”ここ”を持って取り外す

2分経ったらスイッチをOPEN(下)にして、ドリップ

ドリップが完了したら、写真のように「シリコンゴムの下部」を持って取り外す

火傷に注意!

「ガラス」と「ガラス直下のシリコンゴム」はかなり熱くなっているので、そこは持たないように注意したほうがいい

この持ち方はかなり熱い
この持ち方もけっこう熱いので、すこし危ない

ということで、次は淹れ終えたコーヒーの「抽出量」「抽出後の温度」「味わい」について、それぞれレビューしていこうと思う

淹れ終えたコーヒーの「抽出量」「抽出後の温度」「味わい」をレビュー

まず「抽出量」について、これは約206gと中サイズの1杯用という結果になった(379.5-173.0(容器分)=206.5g)

「抽出後の温度」はサーバーで70.5℃(直後の温度)が、すぐマグに移した後の温度が64.5℃

抽出直後
マグに移した直後

「味わい」としてはハリオV60透過ドリッパーと比べると、よりまったりとした感じで十分においしい

気になるデメリットとしては「抽出後の温度がすこし低い」こと

コーヒーの飲み頃の温度といえば70℃弱くらいなんだけど、抽出直後がちょうどそれくらい

これだとすぐに冷めちゃうので、すこし改善したいところ…

改善策としては、次の4つ

抽出温度の改善策
  1. マグカップに直接抽出するように淹れる(最大水量350ml以上)
  2. 浸漬中のドリッパーに何かしらで蓋をする
  3. サーバーをギリギリまで温める、真空断熱のあるサーバーを使う
  4. 注湯温度を96℃まで高める

⇒どれでも効果はあると思うんだけど、必ず一杯分しか抽出しないし、個人的には「①マグカップに直淹れ」がいいかなって思う

ただ最大水量300ml弱のマグカップではコーヒーがあふれそうなので、そこだけ注意

土台部分がかなり分厚い…

ということで、試しに「サーモス マグ(最大水量:350ml)」にセットして淹れてみた▽

抽出後の温度の改善案:マグカップに直淹れ(最大水量350ml以上のマグが安心)

淹れ方は先ほどの流れと全く一緒、とりあえずコーヒーがあふれずに抽出できるか、温度改善ができるか…

結果

350ml以上のマグカップであればあふれる気配はなし

抽出後の温度も70℃以上を確保できた

※サーモスは真空断熱マグカップなので、さっきよりすこし温度が高い結果となったね

飲んだ感じは「飲めるくらいの熱々さ」があり、ちょうどよかった

これで慌てて飲む必要もなく、ゆっくりとコーヒーを楽しむことができそう

ただサーモスに淹れると”金属臭”が強かったので、できれば陶器とか磁器製のマグカップで淹れた方がいいね

まとめ:ハリオ 浸漬式ドリッパー スイッチレビュー|3つのデメリット・6つのメリットとは?

ハリオ 浸漬式ドリッパー スイッチレビュー|3つのデメリット・6つのメリットを紹介

ということで、ハリオ「浸漬式ドリッパー スイッチ」のメリット・デメリットをまとめると、以下のとおり

メリット

  • 注湯スピードを気にせず淹れられる
  • お湯の計量はなしでもOK(いっぱいまで淹れると240ml)
  • だれでも安定しておいしいコーヒーが淹れられる
  • スイッチをOFFで淹れると、通常のハリオV60ドリッパーとしても使用可能(1台2役
  • 細かい分解ができるので、手入れもしやすい
  • エレガントで美しいデザイン

デメリット

  • 豆の消費量が多い⇒1杯(200ml)あたり20gの豆を使用
  • 持ち手がなく、抽出後の取り外しが不便
  • 抽出後の温度がすこし低い(目安:70℃前後)

いくつかデメリットはあるものの、予め知っておけばそこまで気になるところは無いかな

牛乳とかを入れて飲む方には”ぬるくなりすぎるかもなので、そこだけ注意

基本的には「簡単、手入れがラク、1台2役で使えるドリッパー」って感じなので、使うメリットは大きいと思う

こんな人におすすめ

結論:こんな人におすすめ
  • 安定して簡単に淹れられるドリッパーを探している人
  • 浸漬式ドリッパーとしても、透過ドリッパーとしても使ってみたい人
  • V60系の「エレガントなデザイン」が好きな人

基本V60系のエレガントなデザインが好きな人だったら、十分に試してみる価値があると思う

※40枚のフィルター付き
(1日1杯なら40日分、2杯なら20日分)

※たくさん飲むなら、あらかじめ100枚入りのフィルターも買っておくとラクだよ

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