カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10 レビュー|4千円台で始める本格手動ミル【ナチュラル】

【カリタ(Kalita)コーヒー ミルKH-10レビュー】ナチュラルな木の質感とともに豆を挽こう

今日はナチュラルなデザイン性を持った「カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10」についてレビューしてみる

結論4000円台で本格的にコーヒー豆を挽くことができるので、「コーヒー超初心者で木質のデザインのものが好きだ」という方には使ってみてほしい

外観
本体とハンドル
グラインド
ハンドルの刻印
部品一覧
kairi(かいり)

ナチュラルなデザインだから、観葉植物と一緒におくと良く映えるよ

ということで今回も「カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10」について忖度なしでレビューしていくので、ぜひ最後まで参考にどうぞ

結論:こんな人におすすめ
  • 比較的安くてかわいいデザイン性を持った手動コーヒーミルがほしい方
  • コーヒー豆をこれから初めて挽いてみようと思っている初心者の方

メリット

  • ナチュラルな質感、かつ丸みを帯びたデザイン
  • コンパクトなサイズ感
  • ボディに窪みがありしっかり握りやすい
  • 硬質鋳鉄刃で、比較的切れ味がいい
  • 適度な重量感でグラインドが安定する
  • 蓋つきホッパー(衛生的、豆が飛び散らない)
  • 滑り止め付き

デメリット

  • 粉受けを開けるまでに時間がかかる
  • 粒度調節にすこし手間がかかる
  • 粉受け内部に粉が残りやすい

すこし値段が上がるけど、当サイトおすすめのコーヒーミルが知りたいという方は、こちらの記事「コーヒーミル手動・電動のおすすめ4選とその選び方【コスパ最強はどれ?」もぜひ参考にどうぞ

クリックできる目次

【カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10】概要・スペック

公式画像:ナチュラル
公式画像:ブラウン
公式画像:ブラック
製品名コーヒーミル KH-10
カラーナチュラル(N)、ブラウン(BR)、ブラック(BK)
サイズ(ハンドル込み)
(横幅×奥行×高さ)
70mm × 170mm × 175mm
重量
(合計:ミル本体+ハンドル)
515g
ホッパー容量20g
粉受け容量30g
刃の形状 コニカル式カッター(コーン式ミル)
材料刃:硬質鋳鉄
ボディ:
ラバーウッドその他不明
公式サイトKalita コーヒーミル(引用)

【カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10】外観・付属品

買って届いた状態がこちら▽

開封前:外箱

取り出してみた一覧がこちら▽

付属品一覧
付属品一覧
  1. 本体
  2. ハンドル

シンプルにこの2つのみだった

ハンドルには「Kalita」の刻印がついていてカッコいい

ハンドルのKalita刻印

ホッパー(コーヒー豆を入れるところ)には蓋がついていて便利▽

ホッパーの蓋

蓋がついているメリット2つ

  1. ほこりを気にせず使用できる
  2. 砕けた豆が上部から飛び散るのを防いでくれる

そして実際に持ってみた感じがこちら▽

握りやすさ

ボディにある窪みのおかげでしっかり握れて、誰でも挽きやすいと思う

ということで、次は使い心地について詳しくレビューしていく

【カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10】レビュー

粒度調節のしやすさ<2.5/5点>

いきなりだけど、粒度調節は正直しにくいと思う理由は次の2つ

  1. 調節に必要な工程が長い
  2. 調節の目安が分からない

調節に必要な工程が多い

粒度調節を行うには、まず上部のつまみを左に回しきり外す

粒度調整の手順

次にハンドルを取り外す

粒度調整の手順

そしてストッパーを取り外し、

粒度調整の手順

邪魔だったらこのワッシャーも取って、

粒度調整の手順

最後に歯車みたいな形をした「調節ネジ」を回して粒度の調節を行う

粒度調整の手順

粒度調節のポイント2つ

  1. 左に回せば粗く、右に回せば細くなる
  2. 歯車を回すときはシャフト(軸)をしっかり持って回す

調節が終わればまた部品を付け直すのだけど、微調整するときに毎回この工程をふまないといけないのはすこし面倒だと思う

粒度調節の目安が分からない

つづいて、粒度調節の目安が記載されていないので「どれくらい回せば丁度よく挽けるのか」が分からない

目安は手探りで探して下さいってことなんだろうけど、さぁ使おう!って思ったところでちょっと困る

ということで...

参考

私が実験してみた結果、ペーパードリップで使う目安としては「右に回しきった状態から左回転で1周半(9メモリ)」くらいがちょうどいいと思った

メモリ数(クリック数)
ハンドドリップ:9メモリが最適

※ただあくまで参考値なので”好み”や淹れ方によって微調整してみてほしい

⇒これで評価は3点[star3]に持ち上がったと考えてもいいかな

挽きやすさ<3.5/5点>

まず握りやすさなんだけど、ボディに窪みがあるからかなり握りやすい

握りやすさ

挽き方としては机上に押さえて回す方法は向いていないので、基本的には手で持ってハンドルを回す感じになる

ただ若干重いので、座って挽くより立って挽く方がラクだと思う

挽き心地としては中煎り豆くらいなら大きな引っかかりもなく、ガリガリと挽くことができる

今回はグラインド速度について、初心者ミルの王道「ハリオ セラミック」と比較実験してみたんだけど▽

ハリオ セラミックスリムカリタ コーヒーミル KH-10
グラインド速度58秒44秒
※中煎り豆、10gで検証

結果としてはハリオセラミックスリムより「4分の3程度早い」ぐらい

これらをトータルすると、まあまあ挽きやすい分類には入ると思う

ただ、粉受けを外すのに少し時間がかかったのでそこは注意▽

粉受けの外観
接続部の溝が多すぎて、時間がすこしかかる

粒度の均一性・微粉の発生しにくさ<3.5/5点>

粒度の均一性、微粉の発生しにくさについては、価格相応ってくらいだった

今回は「ハリオ セラミックスリム」と比較して、粒度の均一性と微粉の発生しにくさを検証してみたので参考にどうぞ

微粉の発生量・粒度の均一性
振るいを使って検証

まずは粒度の均一性についての結果がこちら▽

粒度の均一性
カリタ KH-10(9クリック)
他のミルとの比較
ハリオ セラミックスリム(13クリック)

価格帯が違う分、やはり「カリタ KH-10」の方がすこし粒度のバラつきは少なかった

つづいて、微粉の発生量についての結果がこちら▽

微粉の発生量
カリタ KH-10(9クリック)
他のミルとの比較
ハリオ セラミックスリム(13クリック)

パッと見では分かりにくいけど、微粉の発生も「カリタ KH-10」の方が若干少ないようだった(厚みを見るとけっこう違う)

量としては「ハリオ セラミックスリム」の2/3(~1/2)くらいかな

手入れのしやすさ<2/5点>

評価:2[star2]

手入れのしやすさでは、少し気になったポイントが2つある

  • 粉受けに粉が残りやすい+溝に粉が引っかかる
  • ホッパーの蓋が半分開かないから、ハケが届きにくい

粉受けに粉が残りやすい+溝に粉が引っかかる

粉受けの手入れしにくさ

これは使用時に毎回直面するデメリット

まず粉受け内の表面がザラザラしているので粉がのこりやすい

しかも粉をハケで取り出そうとすると、溝に粉が引っかかって取り出しにくい...

ホッパーの蓋が半分開かないから、ハケが届きにくい

ホッパーの狭さ:ハケが入らない

ホッパーに蓋が付いてることはうれしいんだけど、基本的に半分しか開けられないからハケでの手入れがしにくい

下側からハケを通せば掃除できないことはないけど、すこし面倒かなって感じた

残りの手入れという面では特にデメリットはなく、丸々掃除するときにはトップのネジから外していけば、ここまで簡単に分解して掃除することが可能

パーツの分解後

【カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10】口コミ・周囲の評判


▽やっぱ挽き目は「1周半(9メモリ)」がちょうどいいという意見もあった

まとめ:カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10 レビュー|4千円台で始める本格手動ミル【ナチュラル】

以上、「カリタ(Kalita) コーヒーミル KH-10」についてメリット・デメリットをまとめると以下のとおり

メリット

  • ナチュラルな質感、かつ丸みを帯びたデザイン
  • コンパクトなサイズ感
  • ボディに窪みがありしっかり握りやすい
  • 硬質鋳鉄刃で、比較的切れ味がいい
  • 適度な重量感でグラインドが安定する
  • 蓋つきホッパー(衛生的、豆が飛び散らない)
  • 滑り止め付き

デメリット

  • 粉受けを開けるまでに時間がかかる
  • 粒度調節にすこし手間がかかる
  • 粉受け内部に粉が残りやすい

デメリットは多少あるけど、そこまで重要な部分ではない

そこそこコーヒー豆を削る機能は高いから、デザインが好きなら手動ミルデビューにはアリな商品だとも思う

こんな人におすすめ

結論:こんな人におすすめ
  • 比較的安くてかわいいデザイン性を持った手動コーヒーミルがほしい方
  • コーヒー豆をこれから初めて挽いてみようと思っている初心者の方

ただもう少しだけ値段をあげてもいいのなら「TIMEMORE C2」が個人的にはおすすめ

レビューもしているので、ぜひこちらも参考にどうぞ▽

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