メリタ アロマフィルターレビュー|結論:初心者に超おすすめのドリッパー!

メリタ アロマフィルターレビュー|結論:初心者に超おすすめのドリッパー!

今回は僕が一番最初に買ったドリッパーである、メリタの「アロマフィルター」について詳しくレビューしていこうと思う

このドリッパーは個人的にもけっこうお気に入りで、今でもちょいちょい活躍してるドリッパー

今回は「具体的な淹れ方」「おいしくなるコーヒー粉の量」についても詳しく紹介していくので、ぜひ参考にどうぞ!

▽こんな人にはぜひおすすめ

こんな人におすすめのドリッパー
  • 「甘味」「苦味」「コク」が強く、割としっかりしたコーヒーが好きな方
  • 簡単に淹れられるドリッパーを探している方

⇒喫茶店で飲むようなコーヒーらしいコーヒーを淹れたい方には、メリタのアロマフィルターがおすすめ

メリタアロマフィルターのメリット・デメリットまとめ

メリット

  • 甘味・コク・苦味の強いしっかりとしたコーヒーを楽しめる
  • 牛乳や砂糖を入れる人にも適した味わい
    (妻や彼女とも楽しみやすいドリッパー)
  • 基本注湯1回で簡単に淹れられる
  • 注湯量と時間がドリッパー固定なので、毎日安定した味わいを楽しめる
  • サイズは3つ対応で、生活スタイルに合わせやすい
  • 値段がすこし安く、買い揃えやすい

デメリット

  • 酸味やキレが強いコーヒーが好きな方は、苦手に感じる可能性もある
  • 抽出スピードのコントロールが難しいので、味わいの幅は広げにくい
クリックできる目次

メリタ アロマフィルターとは?|特徴・スペック・サイズの選び方

メリタ アロマフィルター|特徴5つ

アロマフィルターは下記5つの特徴によって、「甘味」「苦味」「コク」の強いしっかりとした味わいのコーヒーを、誰でも簡単に淹れられるドリッパーとなっているよ

アロマフィルターの特徴まとめ5つ
  1. 台形ドリッパー、抽出口は小さな1つ穴【苦味・甘味・コクを重視】
  2. 抽出口は底ではなく、すこし高めに設置【十分な蒸らしを助けて抽出効率を向上】
  3. ペーパーには小さな無数の穴を確保【アロマ(豆のオイル)を出すため】
  4. 抽出管にペーパーが張り付くことで”サイフォンの原理”を利用【抽出後に液が垂れにくい】
  5. 基本的に注湯回数は1回でOK【誰でも簡単】

台形ドリッパー、抽出口は小さな1つ穴【苦味・甘味・コクを重視】

台形
抽出口が1つでかなり小さい

抽出口は底ではなく、すこし高めに設置【十分な蒸らしを助けて抽出効率を向上】

抽出口は高め
蒸らしの効率向上

ペーパーには小さな無数の穴を確保【アロマ(豆のオイル)を出すため】

【拡大】アロマフィルター用のペーパー
(アロマジック)
【拡大】 カリタドリッパー用のペーパー

抽出管にペーパーが張り付くことで”サイフォンの原理”を利用【抽出後に液が垂れにくい】

抽出が終わった様子

基本的に注湯回数は1回でOK【誰でも簡単】

特に1回の注湯でコーヒーを淹れられるっていうのは、初心者や上手く淹れられない方にはうれしいポイントだよね

蒸らしをして、あとは一気に規定のラインまでお湯を注ぎ、落ちきるまで待つだけ!

メリタ アロマフィルター|サイズごとの各スペックを紹介

メリタアロマフィルターのサイズは3つで、それぞれ「1×1」「1×2」「1×4」があるよ

各サイズの公式的なスペックは、下記のとおり

型番AF-M 1×1
対応杯数1~2杯用
※小ぶりのカップ1杯~マグカップ1杯分
サイズ110mm × 95mm × 72mm
重量51g
対応ペーパーアロマジック 1×1
↑ホワイト・ブラウンあり
エコブラウン 1×1
付属品メジャースプーン
※コーヒー粉すりきりで約8g
引用:メリタ アロマフィルター(公式)

メリタはサイズを「1×○」で表記してるけど、これは”1回の注湯”で”最大○杯淹れられる”ってことを表している

具体的には、下記の例をを参考にどうぞ▽

例:1×1サイズ

「AF-M 1×1」であれば、1回の注湯で1杯分淹れられる

ただ2回目の注湯を行えば、2杯分淹れられる仕組みにもなってるので、1~2杯分まで対応

※「AF-M 1×2」「AF-M 1×4」も同様

そう、実は1回の注湯でOKといいながら、2回目の注湯もできるのもメリタの特徴となる

はじめて買う方には、ここら辺がすこし分かりにくいでもあるよね

メリタ アロマフィルター|サイズの選び方

サイズの選び方としては、1回の注湯で淹れられる抽出量を基準に選ぶのがおすすめ

1回の抽出量を基準とすべき理由2つ
  1. 1回で淹れられる方が、シンプルかつ簡単だから
  2. 2回目の注湯を行うと、若干雑味が感じられるから

⇒ということで、1回の注湯で”適量”が淹れられるサイズがおすすめ

下記の表では各サイズごとに「1注湯あたりの抽出量」と「そのイメージ的な量」をまとめているので、ぜひ参考にどうぞ▽

1注湯あたりの抽出量 約160ml
イメージ量小ぶりなカップ1杯分

⇒基本的に一人用として使うなら「1×2サイズ」がおすすめで、複数人用として使うなら「1×4サイズ」がおすすめ

⇒逆に1×1サイズはそこまでメリットがないので、あまりおすすめはしないかな

メリタ アロマフィルター|おすすめの淹れ方【適切なコーヒー粉の量も解説】

メリタ アロマフィルター|コーヒー粉は1杯あたり「10g~11g」がおすすめ

アロマフィルターは”他のメリタドリッパー”と比較すると、注湯量・抽出量ともに多くなる

だからアロマフィルターでコーヒーを淹れる場合、コーヒー粉の量もすこし多め(目安10g~11g)となるよ

アロマフィルターのコーヒー粉は8gが適量」と解説している記事もあるけど、あれは正直誤ってる

具体的に、今回は「アロマフィルター1×2」「クリアフィルター1×1」「陶器フィルター1×2」それぞれの注湯量を比較したので、こちらを参考にしてほしい▽

スクロールできます
各種フィルター
(サイズ)
1杯分の
注湯量
2杯分の
注湯量
4杯分の
注湯量
アロマフィルター
(1×2)
180ml 360ml720ml※1
クリアフィルター
(1×1)
約135ml約270ml※1※サイズ的に
計測不可
陶器フィルター
(1×2)
※規定ラインなし
計測不可
約270ml約540ml※1

※1 1杯分または2杯分を「×2」して計算
アロマフィルター1×2
1杯分:184.0ml
アロマフィルター1×2
2杯分:363.4ml
クリアフィルター1×1
1杯分:134.5ml
陶器フィルター1×2
2杯分:268.7ml

注湯量の計量方法:各ドリッパーの抽出口を塞ぎ、規定のラインまで水をいれ、その水をサーバーに移して計量

検証してみると、やはりアロマフィルターの注湯量だけ約1.3倍も多い結果に…

ということでアロマフィルターで淹れるときは、豆の量もすこし多に、1杯あたり10~11gを目安に使うのがおすすめ

アロマフィルターのコーヒー粉の量
  • 1杯あたり8g:薄すぎる
    ⇒付属のメジャースプーンで、粉すりきり1杯ジャスト
  • 1杯あたり10~11g:おすすめ
    付属のメジャースプーンで、粉すりきり1杯とすこし

※出来れば豆の状態で、”スケール”を使って計るのがおすすめ

ここだけ注意すればメリタらしい、甘くて深みのある味わいを楽しめる…!

ということで、次は具体的な淹れ方について「AF-M 1×2」を使って紹介していこうと思う

メリタ アロマフィルター|おすすめの淹れ方【手順5つ】

アロマフィルターの外箱にも淹れ方の表記があるんだけど、すこし分かりにくい

ということで、より具体的にしたおすすめの淹れ方がこちら▽

おすすめの淹れ方|手順5つ
  1. ペーパーのシール部2か所を折り曲げ、フィルターにセットする
  2. サーバーにフィルターを乗せ、中細挽きのコーヒー粉を杯数分(10g×杯数)をいれ、表面を平らにならす
  3. コーヒー粉全体に染み渡る程度のお湯を注ぎ、30秒待つ(蒸らし⇒抽出効率を上げる)
  4. 杯数分のラインまで、中心に円を描くようにして92℃のお湯を1回で注ぎきる
  5. コーヒー液が落ちきるまで待つ

※お湯は沸騰する直前で止めたものを注ぐイメージでもOK

ということで「AF-M 1×2」を使って実際に淹れてみた

STEP
ペーパーのシール部2か所を折り曲げ、フィルターにセットする

2か所目を折り曲げる際は、1か所目と反対側に折り曲げる

順番は①側面⇒②底面の順で折り曲げると、ペーパーが安定しやすいからおすすめだよ

STEP
サーバーにフィルターを乗せ、中細挽きのコーヒー粉を杯数分(10g×杯数)をいれ、表面を平らにならす

サーバー(コーヒー液が抽出できる容器なら何でもOK)にフィルターをセット、今回は1杯分淹れるので、10gのコーヒー粉をいれた

コーヒー粉をいれたあとは、フィルターの側面を軽くトントンと叩き、表面を平にならしておく

STEP
コーヒー粉全体に染み渡る程度のお湯(92℃)を注ぎ、30秒待つ

お湯の量は”粉の2倍程度”(10g⇒20mlくらい、20g⇒40mlぐらい)を目安にすると、間違いなし

コーヒー粉の層は”中央”がより厚いので、そこを中心にお湯をかけていく

温度計がない場合は、沸騰する直前で止めたお湯を使ってコーヒーを淹れるといいよ
※97℃~100℃では雑味が出る、80℃以下ではうまく成分が抽出されないため

STEP
杯数分のラインまで、中心に円を描くようにして92℃のお湯を1回で注ぎきる

30秒の蒸らしタイムが終わったら、次は杯数分のラインまで、92℃のお湯を注いでいく

イメージは中心に小さな円を描くように淹れるとOK。スピード感は速め

STEP
コーヒー液が落ちきるまで待つ

あとはひたすら落ちきるまで待つのみ

だいたい2分~3分で全て落ちきるイメージ

ということで、抽出完了!

※写真とり忘れてて、これは夜の分…

まとめ:メリタ アロマフィルターレビュー|結論:初心者に超おすすめのドリッパー!

ということで、メリタアロマフィルターのメリット・デメリットをまとめると、以下のとおり

メリット

  • 甘味・コク・苦味の強いしっかりとしたコーヒーを楽しめる
  • 牛乳や砂糖を入れる人にも適した味わい
    (妻や彼女とも楽しみやすいドリッパー)
  • 基本注湯1回で簡単に淹れられる
  • 注湯量と時間がドリッパー固定なので、毎日安定した味わいを楽しめる
  • サイズは3つ対応で、生活スタイルに合わせやすい
  • 値段がすこし安く、買い揃えやすい

デメリット

  • 酸味やキレが強いコーヒーが好きな方は、苦手に感じる可能性もある
  • 抽出スピードのコントロールが難しいので、味わいの幅は広げにくい

人によってはデメリットを感じるかも…だけど、買ってみて損はしないと思う

価格もそこまで気にならないし、自分の好みを知れると思うし、周りの人とも楽しみやすし…結構いいんじゃないかな

個人的にはけっこうおすすめなので、興味があればぜひ試してみてほしい

ペーパーは、”サイズ”に合わせて下記から選んでおけば間違いなし

※ホワイトの方が紙の匂いを抑えられておすすめ 上記ペーパーはすべてホワイトのタイプになってます 

最後に、一回注湯でOKなドリッパーには今回はレビューした「①メリタアロマフィルター」と、別記事でレビューしている「②ハリオV60MUGEN」があります

下記記事ではそれぞれ両者の違いについて比較して紹介しているので、もし迷っている方がいましたらぜひ参考にどうぞ!

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