今回はTIMEMORE(タイムモア)から発売されている、手動コーヒーミル「C2」について詳しくレビューしてみる
結論7200円という価格で、2万円弱のコーヒーミルと比べて機能性はほとんど遜色なく、1番コスパの高いおすすめコーヒーミルだと思ってる
この価格帯でこれだけ機能性が高いと、他の手動ミルはほとんどおすすめできなくなるほど…
ということで、今回もそんな「TIMEMORE C2」を徹底レビューしていくので、ぜひ最後まで参考にどうぞ





- 価格も抑えたいけど、高い機能性も欲しいという方
- 初心者向きのコーヒーミルから卒業しようと思っている方
特に「TIMEMORE C2」は粒度のバラつきがかなり少ないから、コスパ良くできるだけ美味しいコーヒーを飲みたいって方には最適
メリット
- ベアリング内蔵で粒度の均一性が高い
- 微粉の発生も少なめ
- 重厚感があってグラインドが安定する
- 拘りのあるステンレス刃で切れ味が良い
- 挽く速度がかなり速い(10gあたり”22秒”)
- ボディがグリップしやすい(表面加工アリ)
- ハケや、持ち運び用の袋も付属
デメリット
- ホッパー部分がプラスチック性で数年利用すると割れる可能性がある
- まとめて2杯分は基本挽けない(ホッパー容量は約20g分)
※ホッパー:豆を入れるところ
もうすこし「容量の大きいもの」がほしいという方には、大容量版の「栗子C2 MAX(最大容量30g)」もおすすめ
※サイズアップするので、その点は注意
TIMEMORE(タイムモア) C2|概要・スペック



製品名 | TIMEMOREタイムモア C2 コーヒーミル (アルミ調節ツマミ) |
---|---|
カラー | ブラック、ホワイト、レッド、ブルー |
サイズ (横幅×奥行×高さ) | 52 mm × 52 mm × 147mm |
ハンドルの長さ | 159mm |
重量 (合計:ミル本体+ハンドル) | 430g |
ホッパー容量 | 基本20g (浅煎り:最大22g~24g) |
刃の形状 | コニカル式カッター(コーン式ミル) |
材料 | 臼:ステンレス ボディ:アルミニウム合金6063 ハンドル・スプリング:アルミニウム合金6063 ハンドルツマミ・フタ:樹脂 調節ツマミ:アルミ |
公式サイト | TIMEMORE JAPAN(引用) |
聞き慣れない人もいるかもだけど、今「コスパの高さ」や「デザインの良さ」からかなり人気を高めてるブランド
デザインや器具にこだわりを持つ数人のコーヒー愛好家により、2012年に設立された比較的あたらしい中国企業
参考:TIMEMOREについて
TIMEMORE(タイムモア) C2|外観・付属品
ということで、商品が届いた状態がこちら▽

外箱をあけると、中はこんな感じ▽
色々と付属品も入ってて、本体は黒のスポンジで大事に保護されている



- 本体
- ハンドル
- 持ち運び用の袋
- ハケ
- 取扱説明書
- 合格書
付属品で残念だったポイントとしては、取扱説明書が「英語」と「中国語」のみの表記であること


正直僕は英語が読めないので、”翻訳のスマホアプリ”で対応しました。
嬉しいポイントとしては、持ち運び用の袋が付いてること
袋の中は本体とハンドルが擦れないよう「仕切り」もあって、工夫されている


他にも「ハケ」が付いてたりしてて、地味にうれしい(ハケは”初めてミルを買う人”には必須のアイテム)

外観は好みにもよるかもだけど、個人的にはシンプルかつスマートな印象で気に入ってる


持った感じも、意外とコンパクトでいい
ということで、次は使い心地について詳しくレビューしていこうと思う
TIMEMORE(タイムモア) C2|レビュー
粒度調節のしやすさ<4/5点>
評価:4
粒度調節は粉受けを外して「つまみのハンドル」を回す方法
特に良くも悪くもない一般的な調節方法だね

ただTIMEMOREには「粒度調節の参考値」が取扱説明書に書かれているから、はじめての使用でも調整しやすい

【5ブレード・6ブレード】とあるけど、今回のC2は「5ブレード」の方をみるとOK(理由▽)

粒度調節するつまみ部分は「カチカチ回る」仕組みなので、その「カチとなった回数」を目安に粒度調節していく
一般的にこの「カチッ」となった回数のことをクリック数(Clicks)と呼ぶ
たとえば一番細かく削れる状態(右回転しなくなった状態)から、左に一回カチッと回すと”1クリック(Clicks)”
挽きやすさ<4/5点>
評価:4
まずは握りやすさについて、表面がダイヤモンドパターン加工になっておかげで、滑らずグリップできるのは良いポイント

妻にも1度使ってもらったんだけど、普通に使えてたから太すぎるってことはなさそう
そして、何よりもグラインドにかかる時間はかなり早かった
今回は念のため「ハリオのセラミックスリム」と比較してみたんだけど▽
TIMEMORE C2 | ハリオ セラミックスリム | |
---|---|---|
グラインド時間 | 22秒 | 58秒 |
※【中煎り豆・10g】で検証
結果ハリオのセラミックスリムに比べて、約3分の1の時間でコーヒー豆を挽けることが分かった
挽き心地も「ベアリング内蔵×ステンレス刃」ということで、中煎り以上ならほとんど詰まらず、スルスルとハンドルが回る
粒度の均一性・微粉の発生しにくさ<4.5/5点>
評価:4.5
今回は実際に比較実験もしてみたんだけど、「TIMEMORE C2」は粒度がかなり整っていて、微粉も少なめだった
まずは「微粉の量」についての結果がこちら▽


つづいて粒度の均一性についての結果がこちら▽


さらに2万円弱で発売されているTIMEMOREの「G1Plus」と比較してみた結果がこちら▽


ただ微粉の発生の発生量については「G1Plus」の方が2分の1程度少なかったので、より高性能を求めるなら「G1Plus」もアリだと思う(▽詳細)

手入れのしやすさ<3.5/5点>
評価:3.5
手入れのしやすさはボチボチってくらいかな
ステンレス刃なので丸洗いせずに、微粉が付いているところはハケで掃除する


中まで掃除したい時には、粒度調節のつまみハンドルを左に回しきって、分解していく▽


最終的にはここまで(▽)分解できるので、定期的に掃除してあげると良いと思う

1ついいなと思ったポイントを紹介すると、粉受け内の表面がスベスベしていて、微粉が付きにくくなってるところ▽

毎回の手入れって面では、比較的ラクな方なんじゃないかなと思う
耐久性<3/5点>
評価:3
数回使ってみた感想としては、特に大きな問題はなさそう
だけど長期的には懸念点もある
たとえば一部のレビューで「1年使ったら樹脂のプラスチック部分が割れた」という声もあがっており、ここは注意が必要

TIMEMORE C2は価格を下げる工夫として、部分的にプラスチックを使っているから、どうしても耐久性は若干低くなってしまう
だからこんな対策(▽)を行いつつ、基本的に丁寧に扱った方がいいと思う
- 直射日光のあたるところに放置しない
- ホッパーに必要以上に豆を入れない
ただ、もし壊れてしまったときには個別に「部品購入」することがTIMEMOREの公式ページで可能だから、一応なんとかはなる
それでも耐久性について気になる場合は、グレードアップして「TIMEMORE G1Plus」の方がおすすめ

TIMEMORE(タイムモア) C2|口コミ・周囲の評判
TIMEMOREの手挽きミル評判良さそうだったのでC2買ってみたんだけど挽き心地切れ味バッチリだし粒度のムラも少なくてかなり調子良い pic.twitter.com/bGcdVPMQrM
— Oblongar/Masaya Kudo (@Cd_oblongar) August 11, 2021
仕事先用にTIMEMORE C2とかいうコーヒーグラインダー買ってから半年くらい経つけど、余りにも良すぎるので家用にもう一台追加したいな
— 今井メロディ (@nykz_) July 26, 2021
TIMEMORE C2買ってみたけど、ベアリング軸のステンレスミルが実売7千円ちょいで手に入るのは抜群にコスパがよいな pic.twitter.com/lsAATtKmX8
— あきらき (@__kiakiraki__) July 23, 2021
TIMEMORE(タイムモア) C2|レビューまとめ
以上、あらためて「TIMEMORE(タイムモア) C2」についてメリット・デメリットをまとめると以下のとおり
メリット
- ベアリング内蔵で粒度の均一性が高い
- 微粉の発生も少なめ
- 重厚感があってグラインドが安定する
- 拘りのあるステンレス刃で切れ味が良い
- 挽く速度がかなり速い(10gあたり”22秒”)
- ボディがグリップしやすい(表面加工アリ)
- ハケや、持ち運び用の袋も付属
デメリット
- ホッパー部分がプラスチック性で数年利用すると割れる可能性がある
- まとめて2杯分は基本挽けない(ホッパー容量は約20g分)
※ホッパー:豆を入れるところ
値段とこの機能性の高さを加味すると、評価は5.0点
こんな人におすすめ
- 価格も抑えたいけど、高い機能性も欲しいという方
- 初心者向きのコーヒーミルから卒業しようと思っている方
以上こんな方は絶対損しない商品だと思うから、ぜひ試してみてほしい
もうすこし「容量の大きいもの」がほしいという方には、大容量版の「栗子C2 MAX(最大容量30g)」もおすすめ